#0062@裁判員制度
2009年4月1日http://yadonavi.biz/
#0062@裁判員制度
4人に1人が参加除外=裁判員候補者、高齢や病気で-調査票回答を公表・最高裁(時事通信) - Yahoo!ニュースこのニュースで結構笑えたのが「すでに死亡している人もいた」というくだり。まあ、本当につい最近(調査票発送前後の時期に)死亡したなら仕方がないが、まさか、何年も前に死んだ人に宛てて調査票を送ったりはしていないだろうねえ。それと、「参加の意思がある人は調査票を返送しなくていい」ということも、このニュースで初めて知った。もし、自分宛に調査票が来たら、きっとかなり「長考」してしまい、もしかすると返送しそこなったりしそうなので、知っておいてよかった。というより、できれば「裁判員にはなりたくない」というのが本音だ。多くの日本人がそう感じているだろうが、私も同じだ。そもそも、この裁判員制度、主旨はある程度説明されている気がするが、目的と効果については、イマイチ説明不足のような気がする。「一般人が参加することで裁判の迅速化が図れる」という人がいるが、それはむしろ逆、というか詭弁で、「日程を先に決めて、その範囲内で一般人に無理やり結論を出させる」ことで、結果的に裁判が早く終わるというだけでは?それに、第一、被告と顔を合わせるのは、どうも気が進まないのだ。最近、「地デジPR」とともに、裁判員制度の告知番組、模擬裁判のドラマなどが盛んにテレビで放送されている。アレを見ていると、どうしても裁判員にはなりたくないと思ってしまう。なぜなら、被告に顔を見られるし、逆に被告の顔を憶えてしまう可能性もあるからだ。もし、「裁判員を拒否すると実刑にするヨ」というぐらい、強制力が働いた(たとえば手錠を付けられて無理やり裁判所に連行された)としても、被告と裁判員の間にはパーティションを設置してほしい。できれば声も聞きたくないので、別室のテレビに文字情報だけを表示してくれるシステムにしてほしい。なぜなら……、被告に顔を見られると、出所後に「報復」の対象になる可能性があるからだ。もちろん、おそらく被告が裁判員全員の顔を憶えているということはほとんどないだろうが……。ただ逆に、裁判員の方は、被告の顔が忘れられなくなるぐらい、凝視・注視するだろうから、自分の記憶に焼き付いてしまうかもしれない。その記憶を持ち続けることも国民の責任であり義務だ、ということなら仕方がないが、もし(これも可能性が低いが)、被告が出所した後に、裁判員自身が当該被告を街で見かけてしまったりしたとき、確実に恐怖心を抱くはずだ。まして、同じ街に住んでいたりしたら、たまったものではない。もちろん、相手がまったく自分のことを憶えておらず、認識していないとしてもだ。また、姿だけでなく、声や話し方によって、元被告と認識してしまう可能性もある。そういうわけで、もしどうしても裁判員制度を導入するならば、被告席と裁判員席は別の部屋にして、顔や声がわからないようにしてほしいと思う。それと、これも模擬裁判ドラマを見ていて思ったのだが、「証拠だけで判断しなさい」という原則論では、法律に不慣れな一般人は自分の意見を決められないと思う。とくに、検察官や弁護人が、もしドラマと同じように芝居がかった手振り・身振りで被告に質問するような光景が本当の裁判でも展開するようだと、裁判員は検察官や弁護人のキャラクターや、裁判で勝てる自信を持っているのかどうか、というところまで読もうとしてしまうだろう。また、単純に「どっちが好き、あるいは嫌いなタイプか」で味方をする心理が働きそうだ。わかりやすくいえば、もし裁判員全員が男性で、検察官が悪役ヅラの男性、弁護人が美人の女性という組み合わせの場合、被告は無罪になる可能性が高いということだ。被告に対する心証ではなく、検察官や弁護人に対する心証で有罪か無罪かが決まる可能性があるということなのだ。これはマズいだろう。だから、それを防ぐ意味でも、顔も声もわからないところで裁判員が判断できるシステムにしてほしい、と思うわけだ。
#0062@裁判員制度
4人に1人が参加除外=裁判員候補者、高齢や病気で-調査票回答を公表・最高裁(時事通信) - Yahoo!ニュースこのニュースで結構笑えたのが「すでに死亡している人もいた」というくだり。まあ、本当につい最近(調査票発送前後の時期に)死亡したなら仕方がないが、まさか、何年も前に死んだ人に宛てて調査票を送ったりはしていないだろうねえ。それと、「参加の意思がある人は調査票を返送しなくていい」ということも、このニュースで初めて知った。もし、自分宛に調査票が来たら、きっとかなり「長考」してしまい、もしかすると返送しそこなったりしそうなので、知っておいてよかった。というより、できれば「裁判員にはなりたくない」というのが本音だ。多くの日本人がそう感じているだろうが、私も同じだ。そもそも、この裁判員制度、主旨はある程度説明されている気がするが、目的と効果については、イマイチ説明不足のような気がする。「一般人が参加することで裁判の迅速化が図れる」という人がいるが、それはむしろ逆、というか詭弁で、「日程を先に決めて、その範囲内で一般人に無理やり結論を出させる」ことで、結果的に裁判が早く終わるというだけでは?それに、第一、被告と顔を合わせるのは、どうも気が進まないのだ。最近、「地デジPR」とともに、裁判員制度の告知番組、模擬裁判のドラマなどが盛んにテレビで放送されている。アレを見ていると、どうしても裁判員にはなりたくないと思ってしまう。なぜなら、被告に顔を見られるし、逆に被告の顔を憶えてしまう可能性もあるからだ。もし、「裁判員を拒否すると実刑にするヨ」というぐらい、強制力が働いた(たとえば手錠を付けられて無理やり裁判所に連行された)としても、被告と裁判員の間にはパーティションを設置してほしい。できれば声も聞きたくないので、別室のテレビに文字情報だけを表示してくれるシステムにしてほしい。なぜなら……、被告に顔を見られると、出所後に「報復」の対象になる可能性があるからだ。もちろん、おそらく被告が裁判員全員の顔を憶えているということはほとんどないだろうが……。ただ逆に、裁判員の方は、被告の顔が忘れられなくなるぐらい、凝視・注視するだろうから、自分の記憶に焼き付いてしまうかもしれない。その記憶を持ち続けることも国民の責任であり義務だ、ということなら仕方がないが、もし(これも可能性が低いが)、被告が出所した後に、裁判員自身が当該被告を街で見かけてしまったりしたとき、確実に恐怖心を抱くはずだ。まして、同じ街に住んでいたりしたら、たまったものではない。もちろん、相手がまったく自分のことを憶えておらず、認識していないとしてもだ。また、姿だけでなく、声や話し方によって、元被告と認識してしまう可能性もある。そういうわけで、もしどうしても裁判員制度を導入するならば、被告席と裁判員席は別の部屋にして、顔や声がわからないようにしてほしいと思う。それと、これも模擬裁判ドラマを見ていて思ったのだが、「証拠だけで判断しなさい」という原則論では、法律に不慣れな一般人は自分の意見を決められないと思う。とくに、検察官や弁護人が、もしドラマと同じように芝居がかった手振り・身振りで被告に質問するような光景が本当の裁判でも展開するようだと、裁判員は検察官や弁護人のキャラクターや、裁判で勝てる自信を持っているのかどうか、というところまで読もうとしてしまうだろう。また、単純に「どっちが好き、あるいは嫌いなタイプか」で味方をする心理が働きそうだ。わかりやすくいえば、もし裁判員全員が男性で、検察官が悪役ヅラの男性、弁護人が美人の女性という組み合わせの場合、被告は無罪になる可能性が高いということだ。被告に対する心証ではなく、検察官や弁護人に対する心証で有罪か無罪かが決まる可能性があるということなのだ。これはマズいだろう。だから、それを防ぐ意味でも、顔も声もわからないところで裁判員が判断できるシステムにしてほしい、と思うわけだ。
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